コラム第9回です。
今回は生きて行く上で重要ともなる、「自分の適性」「自分の向き・不向き」をどう解明して、どう活かして行くかについて述べます。
先に書いておきますが、結構リアルで「無慈悲」な内容も含んでおります。
でもそれは今回の記事のテーマ上、致し方ないと弁明させて頂きます。
「適正」というのは向き・不向きとも言い換えれます。
別の記事でも書きましたが、基本的には自分に向いていることをして生きて行った方が良いです。
人生は有限なので、わざわざ向いてないことに多くの時間を使うのは賢明ではないでしょう。
「あまり向いてなくても、それが好きだから」という理由でやっている場合もあると思いますが、それはそれで本人が良いなら、問題ないと思います。
ただ、仕事などそれが人生の主軸になるようなことは、向いていることを選んだ方が成功しやすいです。
やはり、向いていること、適正値が高いことというのは、それだけあなたが「できる」ことですので、結果も出やすいし、やってて無理も少ないです。
体を動かしたりするのが好きで、身体能力も高いという人が、デスクワークばかりの仕事をしているなら、その人の本領が出ないでしょう。
(それでデスクワークも向いているなら問題ないですが。)
本領が全然出ない働き方をしていると、仕事があまりできなかったり、無理をすることが増えたりして、自己肯定感が下がったり自信が小さくなったりします。
コミュニケーションが本当に苦手な人が、何らかの理由でコミュニケーションが多い仕事に就いたり、体力や身体能力に自信がない人が体を酷使する仕事に就いたり。
ただですね、やっている内に克服できたり、成長したりして問題なくこなせるようになるとか、そういうこともあるでしょう。
「最初は向いてないかなと思ったけど、続けていたらできるようになった」とかですね。
そうは言っても、人間には適性があるのは間違いないです。
適正が高いことにおいては、「伸び率」や「最終的な到達地点」が変わって来ます。
勉強で考えると、正直なところ、勉強って才能がかなり大きいです。
「勉強は努力だ。努力しまくればみんな変わらない」とか、幻想ですので。
そもそも、「勉強に取り組めるかどうか」も才能です。
大して苦労もなく毎日2時間の自主勉強ができる人もいれば、自主勉強なんて全くしたくないし、できない、という人もいます。
勉強の能力値においても、千差万別です。
人によっては残酷に聞こえるかもしれないですが、正直に言います。
先ほど言った「努力の問題。努力すればみんなできる」と考えている人は、何も分かってない人です。
現実では、成績が上位の人と同じぐらい努力をしても、その人に全く届かなかったり、本気でがんばっても全く勝負にならない、ということは普通です。
これは学校の勉強だけではないです。
スポーツとか仕事とか芸術関係のことなどでもそうでしょう。
大昔、わたしが今よりさらに無知だった頃は、「ほとんどは努力の問題でしょ」とか思ってた時もあったのです。
しかし、年齢を重ねて色んなものを見たり、塾講師として指導経験を積んだりして、考えが大きく変わりました。
努力も確かにすごく大きいのですが、才能もすごく大きい、と。
「超えられない才能の差」というのはハッキリあります。
同じ勉強の量をしているのに、全く歯が立たないとか、「自分は10分勉強すればしんどいのに、あの子は平気で5時間やってる」とか。
しかしですよ、その「10分勉強すればしんどい」という子が、スポーツでは「平気で5時間勉強してる」という子に余裕で勝ってたりしますよね。
勝ち負けだけの話ではないですが、それだけ向き・不向きで状況も結果も変わって来るんですね。
それと、繰り返しですが、向いてることの方が結果は出やすくて、結果が出やすいということはそっちの方が楽しいんですよね。
結果が出る、他の人たちより自分の方がリードできる、という状況の方がモチベーションも上がりやすいですから。
※重要※
念のため、ここで付け加えさせて頂きます。
才能がないから、向いてないからダメ、みたいなことを主張したいのではなく、この記事では「適正、向き・不向きとはどういうことか」や「どのように向き・不向きを判断するか」ということに焦点を当てています。
「がんばって自分なりの目標は達成できたのに、才能がないからダメなのかな」とか、そういうことじゃないですので。
「自分に向いていることを理解して、より良く生きて行きましょう」ということです。
ここまで長くなりましたが、本題の「ではどうすれば自分の適性や向き・不向きが分かるか?」という話に入ります。
今回の記事では、ポイントを3つ挙げます。
【①それをやっていて、無理がないか。】
これは前述しましたが、
「平気で5時間(300分)勉強できるAさん」
と、
「30分勉強するのでしんどくなるBさん」
では、どちらが無理をしているでしょうか??
AさんはBさんの10倍の時間の勉強をしていますが、Aさんの方がBさんより無理を感じていないのです。
これでBさんの方が勉強に向いているとは考えられないですよね。
AさんとBさんでよほどの勉強の能力差があれば、どちらが上回るか断定はできないですが。
また、別の例を挙げると、
「パソコンで作業するのは何時間でも苦にならないAさん」
と、
「パソコンで座ったまま作業するのは30分でもしんどいBさん」
では、Bさんの方が確実に無理をしているでしょう。
このように、無理をしてやっていると、勉強でも作業でも中々進まないし、それゆえに成長も中々しないのです。
つまり、向いていないのですね。
逆にどちらの例でも、Aさんの方は向いていると言えます。
Aさんの方は、やるのに抵抗がない、自然とやれるとも言えます。
【②同じぐらいやっていても、他の人たちより自分の方ができる。】
2つ目は、能力値とかセンスに関わって来るものです。
「2人とも同じ時期に同じスポーツを始めたけど、しばらく経ったら両者で実力に大きな差がある」
片方だけ自主練習をがんばっている、とかそういうのは抜きにします。
同じ環境で、同じぐらい練習をしているのに、上達の度合いがかなり違うとか、そういう話です。
これも仕事でも勉強でもゲームでも言えますが、同じ量だけ同じ内容のことをやっていて、みんな上達速度が同じなんてことはないです。
仮に自主勉強を禁止して、塾に通うのも禁止して、学校の授業だけしか受けたらいけないとして、100人の子供がいたらみんな成績や学力が同じになるなんてことはないはずです。
同じ量で同じ内容の授業を100人が受けても、理解力や記憶力などに差があるので、成績や学力にバラつきがあるのは当然です。
ですので、能力値的に他の人たちより自分の方が上回っているのかどうか、という点で向き・不向きを判断することも重要です。
【③優れた結果を出せるか、高い成果を出せるか。】
最後の3つ目ですが、①と②にちゃんと該当していればこうなるはずです。
①の「無理がないか」②の「他人よりできるか」にあなたの何かが該当していたとして、それにも関わらず結果が出なければ、それはちょっと怪しくなりますね。
①に該当していれば十分に取り組むことはできますし、②に該当していれば能力値は高めでしょうから、結果につながるはずです。
それで結果が出ないなら、何かを勘違いしているかもしれません。
もしくは、その「結果」のハードルがすごく高いか、ですね。
格上すぎる結果を求めていたら、必要な能力値のハードルも高くなってくるでしょうし、どのレベルの結果や成果を目指しているかでしょう。
向いているからその分野のトップになれるわけではないですからね。
あくまで「向いているかどうか」の話であって。
それでも、本当に向いていることにエネルギーを注いでいれば、必然的に良い結果は出るはずです。
以上、だいぶ生々しいリアルな内容となりました。
まだまだ書いておきたい内容があるのですが、長くなりすぎるのでここで切り上げます。
それらはまた別の記事で書きます。
ご一読頂きありがとうございました。
何かあなたのお役に立ちましたら幸いです。
