第14回、挑戦や努力を続けていれば、誰にでも起こる問題について。
今回は勉強を軸にして話をします。
しかし、勉強だけでなく他のだいたいのことにも言えます。
※記事の後半の方がより重要な内容となっておりますので、「最初から読んで行くのがめんどう」という方は、最初の方は飛ばして頂いても大丈夫です。
何かのレベルを上げようとして、楽しい時、気分が良い時ってどんな時でしょうか?
それは基本的に、「レベルが上がっている時」や「前進している時」です。
言い換えれば、「結果が出ている時」です。
「英語力0の状態から、3カ月コツコツと英語学習を続けたら、英検3級に合格できた」という場合。
こういうのは「結果が出た、結果につながった」というのが分かりやすいですね。
そしたら、その人は次にどうすると思いますか??
必ずしもではないですが、「次は準2級に受かろう!」とか「自分は確実に英語力が伸びてるな」とかポジティブな気持ちになるのではないでしょうか。
そう、結果が出てれば、やる気も行動力も上がります。
ほとんどの場合は、そうなるでしょう。
いま挙げた例は、「試験に合格した」という明白な例でしたが、もっと日常的な細かい例にすると、
「定期テストで勉強量を増やしたら、テストの点が上がった」
とか、
「英語の単語小テストがあるから勉強しておいたら、良い点がとれた」
とか、
「授業の予習をしておいたら、授業内容がもっと分かるようになった」
とか。
また、勉強以外の例でいうと、
「野球で、投げるボールの速度が明らかに上がった」
とか、
「打率が上がった」
とか、
「フルマラソンでタイムが5分縮んだ」
とか。
そういう風に、「成長してる・向上してる」「結果が出てる」という場合は、うれしいし、前向きになりますね。
なぜかというと、「やった意味があった」「努力した甲斐があった」というのが分かるからです。
しかし一方で、今回の本題となる、努力した・がんばったのに、結果が伴わなかった場合。
「自分なりに精一杯がんばったのに、英検2級に受からなかった・・・」
その場合、ざっくりと2パターンに分かれると思います。
1つ目は、「気持ちを切り替えてまた英語学習を再開し、次は合格できるようにする」とか、「合格できなかったのが悔しいから、もっと努力したり分析したりして再挑戦する」とかです。
一方で2つ目は、「あれだけ自分なりにがんばったのに、ダメなのか・・・」とか、「あー、また次に向けてやって行くのがしんどいな。もし次も受からなかったら嫌だし、もうやめておこうかな」とか。
ざっくりと考えれば、このような「継続して次は成功させようとする」パターンと、「もうメンタル的にちょっとしんどいから、やめておこう」というパターンに分かれると思います。
他には、その人の状況によって「他に重要なことがあるから、またそれにエネルギーと時間を使うのは無理」とか、仕方ないという場合もあるでしょう。
まあそういう場合はしょうがないとして、問題となるのが「状況的には再挑戦できるけど、メンタル的に無理そう」という場合です。
やはり、自分の時間やエネルギーや気力をたくさん使ったのに、「試験で不合格」とかになると、「もうダメなのかな」とか「自分の能力じゃ無理なのかな」とか「またがんばる気力はもう湧かない」とかになり得るのですね。
で、これらも明白な例をまず挙げたのですが、ここからさらに本題に入っていきます。
今回わたしが最も焦点を当てたいのが、そういう試験などの合格・不合格というよりは、もっと普段における結果が出る・出ないの話です。
前述しましたが、やる気・モチベが上がりやすいのは、「自分は成長してる、前進してる」という実感を得られている時です。
勉強だったら、「知識が増えてる」とか「分からなかった問題がいくつか解決して、理解できた」とか「問題集をやったら結構良い点がとれた」とかです。
成長や前進が実感できれば、「もっとやればもっと成長・前進できる」とか「自分はゴールに近づいてる」とか「自分がやっている方法は正しい」とか、ポジティブな気持ちになります。
しかし、ですよ。
みなさんお気づきのように、中々そうはいかないわけですね。
何かを0からスタートしたりすると、やればやるほど成長・向上して行く、ということは珍しくないです。
だから、やる気・モチベも高めに進めれることが多いです。
けれども、やって行くうちに、「ん、がんばってもなんか手ごたえがないな・・・」みたいな状況になります。
「始めた頃は10のエネルギーで10の向上をしていたのに、今は10のエネルギーで3ぐらいしか向上しないな・・・」みたいな。
いや、それぐらいなら”3”でも向上してるので良いのですが、これが「10のエネルギーを使ってるのに、1も伸びてない気がする」みたいなことが起こるのですね。
がんばってある程度やり続けてるのに、ほとんど成長・向上・前進してる気がしない、という状況になります。
そしてそういう状況は、苦しいのですね。
このような状態を専門用語で「プラトー(plateau)」といいます。
「英語のスピーキングの練習を続けているのに、なんか全然スピーキング力が上がっているように思えない」
「英文を書く練習をがんばっているけど、なんか最近は全然上達している気がしない」
英語でも、こういうことが普通に起こります。
やはり、そういう時はモチベも低下しがちで、英語に対してあまり積極的になれなくなります。
しかし、ここがあなたがさらに高いステージに上がれるかの分かれ目なのです。
「プラトー」というのは、一時的な停滞なのです。
「一時的」なものなので、その停滞はそのうち終わるのですね。
あきらめずに取り組み続けていたら、そのうちプラトーのトンネルを抜けて、次のより高いステージに到達しています。
ただ、これも現実としては「本当のその人の限界」によってもう進めなくなっている場合もあります。
それは当然のことで、永遠に限界がない、という人はいないでしょう。
トップアスリートの人たちでも、IQ200以上の人たちでも、限界は必ずありますよね。
ですので、難しいのが、それがプラトーなのか、それとも本当の限界なのかを判断することです。
そうは言っても、「本当の限界」というのは長期間に渡ってものすごい努力や取り組みをしないと、判断がつかないものだとわたしは思います。
いつものごとく長くなって来たので、最後にわたし自身の考えを述べて終わりとします。
自分がすごく価値を感じること、重要だと思うことなら、プラトーのような状態になっても簡単にあきらめたらいけないと思います。
何事も、やればやるほどずっと結果が出るみたいなことは滅多にないでしょう。
また、「やり方の問題」とか「アプローチの仕方が良くない」とかそういう要素もすごく大きいですので、停滞を感じたらただがむしゃらにやるだけではなく、試行錯誤をして解決しようとするのも大切だと思います。
以上、ここまでご一読頂きありがとうございました。
何かあなたのお役に立ちましたら幸いです。
