今回のテーマは、人間の主な感情の1つである「怒り」についてです。
「怒り」と聞くと、ネガティブなイメージを持たれる場合が多いと思います。
実際、怒りに翻弄されてしまうと、まずいことを引き起こすことは多いでしょう。
怒りによって、他人に危害を加えたり、人間関係が悪化したり、怒りによるデメリットは多々あります。
先に述べますと、怒りをネガティブな方向に使うことは絶対にダメです。
些細なことならそれほど問題にはならないこともありますが、その最たるものは怒りで犯罪に走ってしまう等です。念のため言いますが、そういうことは絶対にダメです。
今回お話ししたいのは、そういうネガティブな方向の怒りではなく、生産的な方向に利用する怒りのことです。
人間として世の中で生きて行く中で、「生まれてこのかた、1度も怒ったことがありません」という人は滅多にいないと思います。
「喜怒哀楽」という表現があるように、「怒」というのは人間の主要な感情の1つなんですね。ですから、かなり強いエネルギーでもあります。
生きていると、様々な困難に直面します。
生まれてから死ぬまでに、ずっと「順風満帆な幸せな人生」という人もいるでしょうけど、そういう人は少数なのではないでしょうか。
ほとんどの人は、何かしらの困難に直面したり、苦しい状況を経験しながら生きて行きます。
そういう時に、「怒り」を動力源にして前進して行くことは、わたしは悪いことではないと思っています。
苦境において、「もうダメだ」と打ちひしがれて世界に対して降伏するぐらいなら、怒りを存分に利用して、世界と自分の人生に挑んで行く方が絶対に良いと思うのです。
現状を打破したり、現状を変えていくために、自分や周りの人たちの利益になる生産的なことに怒りのパワーをぶつけて行く。それも生きて行くための「立派な」とまでは言いませんが、「十分受容できる」選択肢だと思います。
ちなみに、漫画のドラゴン桜(1の方)でも、桜木先生が「勉強に、怒りを利用しろ!!」という場面があります。
この記事をいま執筆しているわたし自身、人生の苦境を経験しています。
でもね、思ったんですよ。もう世の中と自分の人生に降伏して死んでしまうか、何でもエネルギーになるものを利用して、剣と盾を持って、戦士として戦い抜いて行くか。
傷だらけになっても、血を吐いても、戦い抜いて死にたいですね。
そのために、今回の記事で述べたように、怒りのパワーも存分に利用して前進して行きます。(怒り「だけ」じゃないですよ)
以上、御一読頂きありがとうございました。
何かお役に立ちましたら幸いです。
